No.27 サウザー(2004/5/11)
一子相伝の南斗鳳凰拳伝承者にして、南斗六聖拳の極星。圧倒的な権力を背景に支配者として君臨。己の権勢の象徴であり、師匠オウガイの墓でもある聖帝十字陵を建立すべく、子供たちを酷使するなどの圧政を行う。秘孔の位置が表裏逆、という特異体質を利用し、一度はケンシロウに完勝するが、リベンジ戦ではお約束通りにケンシロウに倒され、師匠オウガイの骸に寄り添う様に絶命。
「北斗の拳」屈指の悪役と言って良いと思う。非常にキャラが立っている。見開き2ページを使った登場シーンのインパクトも大。ただ、彼の位置づけが「南斗最強」であったことと、対ケンシロウの初戦から「拳技ではケンシロウの方が上」という設定がなされていたことにより、読者に「南斗聖拳は北斗に劣る」という印象を植え付けてしまったのが残念。実際、彼以降、南斗聖拳を使うA級拳士は登場していない。個人的には、ケンシロウとは拳技互角であって欲しかった。
また、シン、カイオウと共に、「ケンシロウを殺すチャンスがあったキャラ」の一人である。いつも思うことだが、何故彼らは止めを刺さないのだろう。もっとも、主人公が死んでしまったら「北斗の拳」はその時点で終わってしまうわけですが…