No.34 シュレン(2004/7/6)
南斗五車星の一人。風のヒューイのことを「弟星」と呼んでいたので、どうやらヒューイの兄貴分(ひょっとすると実兄?)にあたるらしい。ヒューイが拳王ラオウに文字通り瞬殺されたのを見て、自らもラオウに挑むが、やはり惨敗し、絶命する。
操る拳法は五車炎情拳。燐を使い、手から炎を出して敵を攻撃する拳。ここで使われている燐は、きっと、自然発火する性質を持つ黄リンなのであろう。こんな拳法を使って、シュレン本人は熱くないのだろうか? それだけではない。全身火達磨になったシュレンの攻撃を受けても全く無傷なラオウや、馬のくせに全く炎を怖がらないラオウの馬・黒王は凄すぎである。
シュレンは、結局ヒューイよりは長く登場することができたが、考えようによってはヒューイよりも惨めである。ヒューイがほぼ即死だったのに対し、シュレンはまず右手の指を五本とも折られ、更にラオウのパンチで左脚を複雑骨折。最後に、相討ち覚悟の奥義(?)全身火達磨攻撃を試みるが、前述の通りラオウには全く通じず、結局首の骨を折られて絶命。よく考えると、ここまで痛そうな死に方をしたケンシロウ側の拳法家も珍しいのではないだろうか。