No.42 バスク&バロナ(2004/7/31)

 今回は2人セットで。ラオウを倒したケンシロウがバットとリンの前から姿を消した数年後、再び2人の前に姿を現したときに倒した敵の名前がバスクとバロナ。客観的には単なる雑魚でしかないのだが、個人的に興味深い点があるので書いてみる。

 まず、バスクは中央帝都の群主。 崋山獄握爪という「面白い芸当(ケンシロウ談)を使うが、ケンシロウに文字通り苦もなくひねられる。臨終の際の台詞は印象深い。

バスク:「きさま、何の化身だ」
ケンシロウ:「ただの人間だ」

ケンシロウの人間宣言! しかし、どう見ても貴方は普通の人間ではないんですけど。

 バロナはバスクの部下。やたら「はーっ」と息を吐くのが癖。ケンシロウ曰く「くさい息を吐くのはそれくらいにしておけ」とのことだが、本当に臭いか否かは不明。

 加えて、バスクの顔は明らかにプロレスラーのハルク・ホーガンを、バロナの顔はやはりレスラーのミスターTをモデルにしている。当時のWWFのトップレスラー2人。この時期の『北斗の拳』には、明らかに当時の有名人をモデルに描いたと思われるキャラが多数登場しているのが何となく微笑ましいのだ。

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