No.53 カイゼル(2004/8/21)

 修羅の国の郡将。 多数の修羅を束ねる立場にあり、新修羅の任命の仕事もしている。使う技は身体の表面に傷を付けずに内臓を抜き取る“蒙古流妖禽掌”。そういえば昔「心霊手術」というトリックがあったが、きっとそれをモデルにしているに違いない。

 物語中では、シャチの拳とキャラを際立たせるために存在するキャラ。シャチ戦では、相手の次の動きを先読みするなど、見せ場を作ったが、才能と拳力で僅かにシャチに劣っていた。最後は指を目に突っ込まれる「破摩独指」(痛そうだ)で絶命。

 かつて羅将ハンに挑んだが、全く歯が立たなかったらしい。羅将と、シャチ・カイゼルとの間には越えられない壁があるようだ。ところで、ハンに敗れた際、よく殺されなかったものだ。おそらく、統率力や野望の面で優秀な人材だとハンに認められていたのだろう。修羅の国の掟に忠実だが、決して悪人には見えない。個人的に外伝のようなものを作ってみたいキャラの一人である。

エッセイindexへ戻る北斗スレの杜TOPに戻る