No.59 ヒョウ(2004/9/6)
修羅の国第2の羅将。北斗琉拳先代ジュウケイの2番弟子ということになるのだろうか。ケンシロウの実兄。北斗宗家の嫡男。幼い日に引き離されたケンシロウの為の「北斗宗家の拳」のありかを伝承するが、宗家の血を恐れる従者カイオウによって記憶を奪われてしまう。以降、第1の羅将カイオウを兄と慕い、修羅の国の体制側の人間として振舞が、本質的には優しい性格であるらしい。
記憶を取り戻させようとして失敗した師ジュウケイを抹殺。そして、婚約者サヤカが殺されたことをきっかけに、カイオウと同様に北斗琉拳の究極到達地“魔界”に入る。サヤカを殺したのは兄のカイオウだったが、ケンシロウの仕業だと思い込まされたのだ。こうして臨んだケンシロウとの戦いを見るに、やはり琉拳ならではの特殊技能を除く純粋な拳技ではケンシロウには及ばない。記憶が戻り北斗宗家の拳を使い始めた後はケンシロウに冷や汗をかかせる活躍をするが、背後からシャチの不意打ちを喰らい重傷を負う。その後はカイオウに死環白を突かれたリンの守護等に活躍し、最後はケンシロウに敗れたカイオウの元で絶命。
本人は「北斗宗家の嫡男としては劣等」と自己評価しているが、経歴から考えても弱いはずは無い。相当強いが、才能の面でカイオウやケンシロウよりは1ランク劣る、という辺りが妥当な評価だろうか。ところで、ジュウケイによれば「ヒョウは北斗宗家の血が薄い」とのこと。ということはケンシロウとは異父or異母兄弟なのだろうか?