No.63 サモト・ヌメリ(2004/9/16)
ケンシロウvsカイオウ戦の第2回戦の際、カイオウはリンの死環白(目が覚めたときに最初に見た人物を愛するという衝撃的な破孔)を突いて野に放った。そのとき、リンを目覚めさせようと試みたが失敗した2人の人物が、サモトとヌメリである。
複数の部下を引き連れた修羅(たぶん)であるサモトは中々のお洒落さん(ただし部下は散々だが)。彼は死環白のことを知らなかったようだ。部下と共に、リンを起こそうと努力する。
しかし、そこに現れたのがヌメリ(ブゾリと間違えないように要注意)。彼はサモトの首をデコピン一発で吹き飛ばしてリンを強奪。彼はカイオウが死環白を突いた事情を知っていたようで、目を覚ます破孔を突く寸前、ヒョウに葬られる。
2人とも個性的なキャラなので、web上では結構人気がある。特にヌメリに関しては、よく考えると結構不思議で、想像力をかきたてられるキャラである。まず、サモトと身分はさほど違わないはず(サモトに「おまえ」と呼ばれていた)なのに、羅将や北斗琉拳に関する情報量が段違い。ついでに強さも段違い。「愛の戦士」と呼ぶサイトすら存在するのも理解できないではない。私個人はそこまで崇拝はしないが……
サモト、ヌメリ関連で個人的に印象に残っているのは、ヌメリに頭を割られた部下が、断末魔の痛みに涙しながら口にする台詞
「ヨダレではありません。ちぃ、血でずげべ」
である。死ぬ間際までサモト様に敬語を使う忠節。何といっても表情が切ないのだ。